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暴走を食い止めるために「働く」意義を問い続けるべし

暴走を食い止めるために「働く」意義を問い続けるべし

★ポイント
・何のために働くのかという問いが、会社や経営者が良からぬ方向に暴走するのを食い止めてくれることがある
・人の役に立つことこそ、働く意義ではないでしょうか

何のために働くのか

人はどうして働かないといけないのでしょうか。働く理由は何なのでしょうか。経営者なら従業員から、「なんでそんなに一生懸命働かないといけないのですか」と言われてどう答えますか?

日本国憲法では、「第27条 すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ」とあります。つまり、憲法では勤労は権利であり義務でもあるとのことです。

ちなみに、東洋と西洋では労働観に違いがあったように思います。東洋のどちらかというと労働を全肯定的に捉える思想とそうでもない西洋と。現在では労働観の東西の境はなくなりつつあると思いますが。

御礼のFAX

こんなことを考えている最中、事務所宛てに上図のようなFAXを頂戴しました。これは、事務所で毎月送っている無料のFAX通信に対して「御礼のFAX」を頂いたものです。

このFAXを読んだ時、「あー私はこのために働いているのだな」と実感しました。この一言をもらうために、苦しくとも疲れていても怠け癖が顔を出そうとも一生懸命仕事をしようと思えるのだなと。人の役に立つって本当に気持ち良いものです。

楽して儲けるとか、不労所得を得る10の方法とか、自動販売機ビジネス手法とかありますが、それはやはり上辺のことだと思います。もちろんビジネスをする上で、効率化に取り組んだり、仕組み作りに励んだりすることはとても大事なことです。でも、それは本質的なことではなく、その先には「楽して儲ける」よりもっと「あったかいもの」があるはずです。

暴走を食い止めるために「働く」意義を問い続ける

働く意義については異論や疑問もあるかと思いますが、それでも経営者の皆さんにぜひ私たちがお伝えしたいのは、「中小企業を潰さないためには、『何のために働くのか』という問いを常にもっておかないといけない」ということです。なぜなら、この問いを持ち続けることによって「会社が良からぬ方向にいくのを食い止めてくれる」と思うからです。

お金が少し入ってくると、経営者は欲にまみれます。逆に、お金が苦しくなると、不安を抱えます。人間関係においては常に悩まされ続けていることでしょう。会社が良からぬ方向にいくのを食い止めるためにも、この記事を手に取った今日ぐらいは、お風呂の中ででも気楽に考えてみて下さい。

「私は何のために働くのか?」

2012.12.1執筆

(注)執筆当時の法律に基づいて書いていますのでご利用は自己責任でお願いします。

今村 仁

今村 仁

「節税は義務、納税は権利」がモットーです。
自分の半生について、取材を受けました。

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